わたしの住む地域はツバメがたくさん住んでいるようで、姿をよく見かけます。
近所に巣があるので、晴れた日は、一生懸命ごはんを雛に運んでくる姿をよく見かけます。
朝、土手沿いを散歩すると、たくさんのツバメが飛び交っている姿も見られます。
晴れた日は高いところをのびのびと飛んでいて、霧雨だったり雨が降りそうな時は低いところを飛んでいて、「ツバメが低く飛ぶと雨」なんてことわざは本当だななんて思ったりします。
小さい頃は、雨が上がりそうな時、「鳥が鳴き始めたらもうすぐ止むね」なんて母に言われたりもしました。実際に気持ちよく晴れるものだから、鳥ってすごいって思っていました。
そんな風に自然を感じながら暮らす感覚を久しく忘れていたな、と思います。
科学が発達して、精度の高い天気予報が無料で得られるこの時代。いつしか自分の感覚ではなくて測定値や機械の予測ばかりをみるようになってしまいました。
でも、人間は自然を完全に数式で捉えたわけではないし、スーパーコンピューターは小さな現象(竜巻など)を予測するのは苦手なんです。
だから、本当は、いま自分が立っている場所の天気は、自分の目と肌感覚で捉えたモノからくる予測が一番精度が高くなるはず、と思います。
昔の人は、「夕焼けが綺麗だと明日は晴れる」とか、色んなことわざを残してくれていました。実際は、昨今の異常気象の影響で、その通りではないことも多々ありそうですがが、その視点にはまだまだ学べることは多いように思います。
もっと、身近な自然現象に目を向けて、自分の肌感覚で「今いるこの場所」の状況を捉える。忘れてしまった自然との共存というか会話というか、そういう感覚を思い出していけるといいなと思っています。