わたしの考えてること

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スプラトゥーン3から学ぶ、自己肯定感の育て方と守り方

最近、今更かもしれませんが、やっと気がついたことがあるんです。

「自己肯定感が下がることをやるのをやめよう」って。

 

きっかけは本当に笑っちゃうくらい些細なことなんですが、

Nitendo Switchの「スプラトゥーン3」というゲームをご存知ですか?

オンラインで遊ぶゲームで、ランダムに選ばれたユーザー4名で1チームとなり、さまざまな特性のある武器を使って、陣取りゲームを行うというものです。(陣取りだけでなく、他にもいくつかのゲームがあります。)

スプラ1の頃からずっと続けている上級者から、最近始めましたという初心者まで、世界中のプレイヤーたちがこのゲームの上で毎日戦いを続けています。

 

このゲームのいいところは、毎日練習するとその成果が結果に現れるところだと思うんです。

始めはまっすぐ歩くことすら慣れないと難しいんですが、毎日5分でもいいからコツコツと練習すると、いつの間にか思ったように動けるようになってる自分がいるんです。

水鉄砲みたいな武器を持った時、動いてる的にインク(インクを掛け合うゲームなので)を当てるなんて至難の業でしたが、それも適切な練習を重ねるとできるようになったり。

上手に使えない武器も、毎日少しでも練習をしていると、いつの間にか使えるようになったり。

 

シンプルに「継続は力なり」を体感できるゲームなのです。

だからこそ、実直に練習して、上達して、いつの間にか強い敵と戦えるようになっている自分に気づいて、自信になって。いいゲームだなと思ったんです。

 

が、しかし。

何事も続けていると、壁にぶつかるもので。

伸び悩む時期があるんです。どうしても勝てない。思ったように動けない。

自分のレベルが上がると、対戦相手や自分の仲間たちも同じようにレベルが上がります。

上位に近づくほど、個の技術だけではなく、チームとしての戦略や定石、盤面全体を見る視点も求められます。超難しい。

 

そういう中で戦い続けると、いつの間にか自分の心が汚れていくんです。。。

「こんなミスしてみんなの足を引っ張るなんて、自分はここにいる価値がない」

「きっとみんな『こいつのせいで負けた』って思ってるに違いない」

「ここはもっと上手に動けたはずなのに、そんなこともできない自分はダメな人間だ」

 

ゲームを楽しむはずだったのに、自分に無価値感を持って終わるという。

 

で、辞めよう。思い切って辞めよう、と。

1年頑張って練習してきたけど、上には上がいるし、戦績は伸び悩むし、何より自分を傷つけるの分かってるのにあえてここに臨むのは辞めよう、と。

 

辞めるのも結構な決心でしたが、でも辞めてよかったです。

限りある時間を自分を傷つけるために使うのもったいないな、と気づけてよかったし、1年間の練習の日々を通して得た学びもとても多かったから、やってよかった。

 

そんな経験をして、半年くらい経って、改めて今思います。

「自己肯定感が下がることをやるのをやめよう」って。

 

スプラだけではなくて、それ以外にもこういうことがあるな、と思ったんです。これをやったら自己肯定感が下がると分かっているのに、ついやってしまうとかやらざるを得ないとか。

でも、わたしはそれが苦手だし、それが得意な人は他にいるし、だったら得意な人がやればいいじゃん。別に私が自分の価値をすり減らさなくてもいいじゃないか、と。

 

なりたい自分に向かって必要な努力を重ねる中で、自分の力不足を感じるのはいいんです。

でも、それがもし力不足ではなく無価値感だとしたら、辞めた方がいいのかなと思います。

「今は力が足りないけど、自分はいつか必要な力をつけるし、そんな自分にも価値がある」と思えているかどうか。「こんなこともできないなんて、自分には価値がない」という方向に向かったら、少なくとも一旦ストップかな、と思います。

 

ここまで頑張って生きてきた「自分」です。

これ以上いじめないで、優しく守ってやりたいなって思います。